子どもが壁や家具にシールを大量に貼りつけてしまったり、急いで掲示物を貼るために画びょうの代わりに粘着テープを使ってしまったとき、後から剥がすのに困った経験、ありませんか?粘着テープは、使うのは簡単ですが、いざ剥がそうとすると、意外と手こずることが多いんですよね。そこで、今回は粘着テープをきれいに剥がすためのアイデアをいくつか紹介します。ぜひ参考にして、元の状態に戻しましょう。
シール剥がしスプレーで簡単に
市販されている「シール剥がしスプレー」は、手軽に使える便利アイテムです。例えば、3Mの「クリーナー30シールはがし強力」などの商品は、何年も前に貼ったガムテープでさえも剥がせると言われています。しかし、剥がす面の材質によってはペンキが一緒に剥がれてしまうこともあるため、注意が必要です。あくまで万能ではないので、使う場所によっては適切な方法を検討しましょう。
粘着テープを使って粘着テープを剥がす
これは意外な方法かもしれませんが、粘着テープをさらに粘着テープで剥がすというやり方です。手で剥がすのが難しい部分や、剥がれた後に残った糊の跡にガムテープなどを軽く押し付けてペタペタと繰り返すだけで、意外ときれいに取れます。ただし、ガムテープは消耗が激しく、すぐに粘着力が弱くなるため、大量に使うことを覚悟しておきましょう。また、長時間この作業を続けると飽きてくるので、暇なときや気が向いたときにやるのがおすすめです。強力なガムテープを使うと、かえって糊が残るので、普通のガムテープを使うのがベターです。
ハンドクリームを使って粘着部分をやわらげる
ガムテープを使っても糊が完全には取れない場合、冬場に余ったハンドクリームが役立ちます。粘着部分にハンドクリームを塗り込んでしばらく置くと、糊が柔らかくなり、指でこすれば簡単に取れることがあります。ただし、すべての素材に有効ではないので、まずは小さな部分でテストしてから広い範囲に塗るようにしましょう。素材に影響を与えないか確認しながら作業を進めてください。
ベンジンを使って徹底的に剥がす
強力な粘着テープを剥がすために、最終手段として「ベンジン」を使うことができます。ベンジンは非常に強力な溶剤で、頑固な糊も簡単に溶かしてくれますが、使用時には必ず部屋の換気を十分に行い、火気に注意してください。タバコや火を使っている場所では絶対に使用しないようにしましょう。ベンジンを含ませた布で粘着部分を拭き取るだけのシンプルな方法ですが、手荒れの原因にもなるので、ゴム手袋を使って手を保護することをお忘れなく。
まとめ
長年放置された粘着テープは、普通の方法では簡単に剥がれませんが、いくつかの方法を試してみれば、きれいに取り除くことが可能です。まずは市販のシール剥がしスプレーで試してみるのが手軽ですし、根気があるならガムテープを使った方法もあります。もしそれでもダメなら、ハンドクリームやベンジンといった強力な手段を試してみましょう。ただし、特にベンジンを使う場合は安全に配慮し、必ず換気を行ってから作業を行ってください。安全に注意しながら、粘着テープをきれいに剥がして、元の状態に戻しましょう!