ミネラルウォーターを購入するときに、よくラベルを見ると『硬水』『軟水』と表記されています。
硬い水と軟らかい水と言うことなのでしょうか?
またどちらを選ぶと良いのでしょう?
硬水と軟水の違い
硬度120以下が軟水、120以上が硬水です。と言われてもピン来ないでしょうから、味的な話をすると、硬水は重い口当たりで、微妙な苦味もあるので慣れないと飲み辛いです。
逆に軟水は口当たりまろやかで飲みやすいのが特徴です。
硬水を飲み慣れてくると軟水では物足りなくなってきますが、日本では軟水がメジャーなので、初めて硬水を飲むと「なんじゃこりゃ?」ってなるような感じです。
どんなシーンで飲みわけたらいいの?
硬水は軟水に比べ、カルシウムとマグネシウムが多く含まれています。
ただ軟水を飲むよりも手軽にカルシウムとマグネシウムが摂取出来るので、便利です。
例えば、硬水は汗をかいて失われたマグネシウムを補給出来るので、スポーツの後に飲むのも効果的です。
またダイエット中の女子にはぜひ飲んでほしい硬水です。
結構口当たりが重たいので、食事前に飲むだけでも食事の量をセーブ出来ますし、ダイエットで不足しがちなマグネシウム、カルシウムを硬水で補給することも可能です。
しかも、食事量が減ると便秘になりやすいのですが、硬水が腸を刺激して便秘を解消してくれます。
軟水は硬水と違って苦味もないので料理の味の邪魔をしません。
また、軟水の方がお米に水分が吸収されやすく、美味しく炊き上がります。
お茶などをいれる時も軟水の方が風味よく美味しく飲むことが出来ます。
このような使い分けをしていけば、美味しくご飯も食べられ、ダイエットの強い味方になります。
赤ちゃんに飲ませてもいいの?
そんなにマグネシウムやカルシウムが豊富なら赤ちゃんにも飲ませたい!
と、思う子供思いのお母さんもいるかと思いますが、赤ちゃんの臓器は大人と違って、まだまだ未発達です。
粉ミルクや母乳で充分栄養が取れているところに、プラスしてマグネシウムやカルシウム豊富な硬水で粉ミルクを作ってしまうと、胃や腸、肝臓に負担がかかりすぎてしまいます。
大人にはメリットが多い硬水ですが、赤ちゃんには軟水を与えてあげましょう。
ペットには硬水を与えてよい?
大人の犬や猫なら健康的になりそうな硬水を与えても大丈夫のようにも思われますが、ペットに硬水を与えていると、マグネシウムやカルシウムの摂り過ぎにより尿路結石や膀胱結石の原因となることが多いです。
健康に良いかと思って与えたお水がかえって、ペットを苦しめることになるので、ペットにも硬水は与えず軟水を与えてください。
水道水でも充分ですよ。
まとめ
日本では水道設備が整っているので、わざわざミネラルウォーターを購入しなくても蛇口をひねれば、飲料水が出てきます。
しかし、そのまま水道水を口にしたくない人や健康、ダイエット目的で自分に適したミネラルウォーターを選ぶ人たちも多くいます。硬水と、軟水の違いをよく理解して効果的に飲用することをオススメします。