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厳島神社の大鳥居はなぜ腐らない?なぜ海の上にあるの?

広島にある厳島神社。

行ったことはなくても、知っている人はたくさんいるでしょう。

 

 

厳島神社の大鳥居はなぜ腐らないのかと、ふと疑問に思ったことはないですか?

今回は、厳島神社の鳥居が腐らない理由と海の上にある理由をお伝えします。

 

なぜ腐らないのか

厳島神社の大鳥居は長い年月、海の中にあります。

なのに、神秘的で立派な姿のままずっとそこに建っているって不思議ですよね。

なぜ腐らないのか説明しますね。

 

 

大鳥居は6本の柱で支えられており、主になる柱が2本、それを支える柱が4本。

主になる2本の柱は樹齢500~600年、周囲約10m以上の自然木「クスノキ」が使われています。

クスノキは腐りにくく、質がよく、虫がつきにくいといった特徴があるのです。

そして、2本の柱を支えている4本の柱には「杉の木」が使われています。

軽くて、水に強いといった特徴があります。

 

 

このように、クスノキと杉の木が使われているため、海の中でも腐らず、簡単に倒れてしまわないようになっているのですね。

実は、この大鳥居は地中に埋め込まれて建っているわけではありません。

鳥居だけの自然の重みだけで建っているんです。

 

 

台風や大波、暴風雨にもしっかり耐えて140年もの間一度として倒れたことがないというのだからびっくりですね。

 

なぜ海の上にあるのか

大鳥居はなぜ、海の上に建てられたのでしょうか?

なぜ腐らないのかと同じくらいに不思議に感じている方は多いと思います。

 

 

実は、海の上に鳥居があることにはちゃんと理由があるのです。

昔から、厳島神社がある厳島(宮島)は島全体がご神体であると考えられており、多くの人に愛され信仰されてきました。

 

 

そんなご神体の上に鳥居を建てるのは畏れ多く、神様に対しても失礼であるという考えから、陸の上ではなく海の上に建てられたのです。

 

まとめ


厳島神社はなぜ腐らないのか、なぜ海の上にあるのかと、不思議に感じていた人は多いでしょうが、それには理由や意味がちゃんとあるのですね。

 

 

海に浮かんでいる神秘的な姿を見るのもいいですが、大鳥居の下まで行ってみるのもおすすめ。

潮が引いたときは大鳥居の下まで歩いていけるのです。

下から見上げる大鳥居のスケールの大きさには誰もが圧倒されますよ。

大鳥居から約350mのところに宮島表参道商店街があります。

 

 

宮島はあなごや牡蠣、もみじまんじゅうが有名なので厳島神社で参拝したあとはぜひ立ち寄ってみてくださいね♪