家庭用蓄電池は、エアコンの室外機よりも少しだけ大きいくらいの充電式電池です。
たまにテレビCMなどでその言葉を聞くくらいで、まだ馴染みのないものですね。
しかし、近いうちに役立つ日がくるかもしれませんし家庭用蓄電池について知っておいて損はありませんよ。
家庭用蓄電池のメリットとデメリットを紹介していきます。
家庭用蓄電池のメリット
①停電したときでも電気が使える
②電気の料金を抑えることができる
③ピークカット、ピークシフトに役立つ
④太陽光発電システムで作った電気を蓄えることが可能
①のメリットは、もしも災害などがあった場合に広域にわたって停電したとしても家庭用蓄電池があれば電気を使えます。
充電してあるぶんしか使えませんが、充電しておけば緊急時に十分活用することができますよ。
②と③は「電力の需要が小さく電気料金が安い夜に充電し、電力の需要が大きく電気料金が高い昼に蓄電池の電気を使う」ことで発生するメリットです。
とくに電力の需要が大きい夏場だけでもこのやり方でかなり節約することができますよ!
④は家庭用蓄電池と太陽光発電システムを連携させることよって発生するメリットになります。
たとえ太陽光発電システムがなくても役立つ蓄電池なのですが、連携させることでさらに電力の地産地消が進んで結果的に電気代を節約することができるのです。
家庭用蓄電池のデメリット
①価格が高い
②設置するのにそれなりのスペースが必要
③無期限に充放電できるわけではない
マンションの一室に導入可能な超小型なものでも十数万円はかかってしまいます。
それほど大きなスペースが必要というわけではないですが、家庭用蓄電池を設置するだけのそれなりのスペースは求められます。
③のデメリットですが、蓄電池というのは寿命がありいつまでも無期限に使うことはできません。
充放電を繰り返すたびに劣化は進んでいきます。
1日に1~2回充放電を行った場合、寿命はだいたい2~3年になります。
毎日充放電を行わない場合は、経年劣化を考慮したとしても5~10年以上使える可能性はありますよ。
まとめ
家庭用蓄電池を設置して年間10万円の節約効果があれば採算がとれると言われていますが、まだ現段階では難しいとされています。
しかし、緊急時の電気の確保やCO2削減など期待できる点も多くあります。
メリットだけではなくデメリットもたくさんある家庭用蓄電池なので、もしも設置する場合はよく考えてから設置するようにしましょうね。