私たちの生活に欠かせない照明器具である蛍光灯ですが、近年では多くの方がLED蛍光灯に交換する傾向があります。LED蛍光灯は、従来の蛍光灯に比べて、電気代の節約や寿命の長さ、虫が寄りにくいというメリットが多数あります。また、交換の頻度が減るため、維持管理も楽になる点も大きな魅力です。
ここでは、手軽に自分で蛍光灯からLED蛍光灯に交換する方法について、具体的な手順を紹介していきます。
LED蛍光灯の選び方
まずは、蛍光灯器具の種類を確認しましょう。蛍光灯器具は大きく分けて3種類あります。
1. スターター型
2. ラピッドスタート型
3. インバーター型
LED蛍光灯に交換する際は、使用している器具のタイプに対応したLED蛍光灯を選ぶことが大切です。また、「工事不要」と記載されたLED蛍光灯を選ぶことが非常に重要です。これを怠ると、専門の業者に頼んで工事をしてもらう必要が出てしまい、自分での交換が難しくなります。
「工事不要」のLED蛍光灯は、ホームセンターや家電量販店、さらにはオンラインショッピングの楽天やAmazonなど、様々な場所で簡単に手に入ります。これにより、手軽に交換ができるだけでなく、購入時の選択肢も広がります。
LED蛍光灯の交換方法
蛍光灯には、**直管型**と**丸型**の2種類の形状があり、それぞれに交換方法が異なります。ここでは、その2つの交換方法を詳しく説明します。
直管型蛍光灯の交換方法
直管型蛍光灯の取り外しには、いくつかの方法があり、簡単に自分で行うことが可能です。取り外しの手順は以下の3つのパターンがあります。
1. 90度回転させる
2. 右または左に押しながら外す
3. 両端のカバーを中央に寄せる
このようなシンプルな手順で直管型蛍光灯は取り外せます。例えば、90度回転させるだけで簡単に外れるパターンや、片側を押すと逆側が簡単に外れるものもあります。いずれの方法でも、力を入れずに取り外すことができるので、初めての方でも安心して作業が進められます。
交換する際は、これらの取り外し手順を逆に行うだけです。もしカバーがついている場合も、外した手順と同じく、逆にカバーを戻すことで取り付けは完了します。
丸型蛍光灯の交換方法
丸型蛍光灯はさらに簡単です。このタイプには、取り外し方法が1つしかなく、直管型よりもシンプルです。手順は以下の通りです。
1. ソケットを外す
ソケットと呼ばれる蛍光灯の両端に接続されている部分を、片手で蛍光灯を支え ながら、もう片方の手でソケットを外します。
2. 金具を外す
蛍光灯を支えている金具を外すと、蛍光灯は簡単に取り外せます。
LED蛍光灯に交換する際も、この手順の逆を行うだけでOKです。取り外しから交換まで、丸型蛍光灯の作業は非常にスムーズです。
注意点とまとめ
LED蛍光灯に自分で交換する際には、選ぶ製品と手順の確認が鍵となります。まず、使用している蛍光灯器具のタイプ(スターター型、ラピッドスタート型、インバーター型)を調べ、それに対応する「工事不要」のLED蛍光灯を選びましょう。
交換作業自体は、蛍光灯の取り外し方法に沿って進めれば簡単です。取り外した手順を逆にたどるだけで、LED蛍光灯の取り付けもスムーズに完了します。ただし、作業を行う際には、いくつかの注意点もあります。
〇 安全確認 : 作業前には必ず電源を切っておきましょう。安全第一で作業を進めるため、感電のリスクを避けることが重要です。
〇 足場の確認 : 蛍光灯を交換する際、イスや脚立を使用することが多いですが、これらがしっかりと固定されているか確認し、安定した状態で作業を行ってください。
〇 ケガに注意 : 蛍光灯が割れる可能性もあるため、できれば手袋を着用し、破片で手を切らないよう注意しましょう。
LED蛍光灯への交換作業は、しっかりと準備すれば自分で簡単に行えるので、ぜひチャレンジしてみてください。