十五夜って何月何日って決まっていません。
9月中旬から10上旬中なのですが、2017年の十五夜は、10月4日です。
毎年ちょっとづつずれていくんです。
と、いうことは10月4日までにすすきと団子を用意しなくてはならないのですが、これって意味はあるのでしょうか?
団子を供える意味
日本には石ころ、木、水など様々な物を神様として考えてきました。
日本人はお月様のことも神様として思っていました。
昔の日本人はお月様に「こんなにお米ができました!ありがとうございます。来年もよろしくお願いします!」と収穫したものをお供えし感謝を伝えるようになりました。
収穫したお米で作ったお団子を丸くして、月のように丸くし、十五夜にちなんで15個お備えして、みんなで感謝して暮らしていました。
その後家族みんなで食べることが出来るので子供たちも楽しみだったのではないでしょうか。
団子はわかったけどすすきは?
お団子はよくわかりましたが、すすきって別にその辺にはえているの雑草の様なものなので、そんなにありがたくもないような気もしますが、実はちゃんと意味があったのです。
すすきはただの雑草ですが、よく見ると稲穂に似ているんです。
稲穂を飾っている地区もあるようですが、昔の人たちは無駄をなくすために、稲穂に良く似たすすきを稲穂に見立てて飾ったのでしょうね。
稲穂を飾る分でお団子を作って、稲穂に似たすすきを取ってくればまったく無駄は出ません。
ついでにすすきには邪気を避ける力もあると言われているので、それだったら稲穂の方が良いですよね。
どうしてお月様に収穫の感謝をするの?
昔は機械なんてなかったので、全て手作業で稲刈りをしていました。
時間がかかるけど、仕事をしなくてはならない…そんな時には水田を照らしてくれる唯一の明かりが月明かりだけでした。
農作業をするには必要な月明かりだったのです。
作業を助けてくれたお月様に感謝を伝えたかったのでしょう。
十五夜って満月?
十五夜=満月のイメージがありますが、実は満月ではないときもあります。
最初に書いた通り毎年ちょっとづつ日にちがずれていきます。
これってなぜかと言うと毎年、十五夜は旧暦の8月15日に行うため、現在の暦だと毎年日にちが変わってしまうのです。
今更「この日を十五夜にして国民の休日にしよう!」という動きもないので、ずっとこのまま毎年変わってしまうのでしょう。
私の勝手なイメージかもしれませんが十五夜って満月!のイメージは間違っていました!
まとめ
昔は農家のお宅が十五夜でお月様に感謝をしていたのでしょうが、現代は会社員のお宅も増えています。
実際自分で収穫したわけではありませんが、昔からの良き風習とちゃんとお米が収穫されるから、我々庶民が毎日のご飯に困らず暮らせると言う意味でも、十五夜にはお月様に感謝をして、お腹いっぱいご飯が食べられる幸せをしっかりと子供たちにも伝えていきたいです。