熱中症はあなどっているととても怖いものです。
夏になるとお年寄りが熱中症で亡くなったりして、体の弱っている人がかかりやすいと思われがちですが、誰にでもおこる可能性のある症状です。
そもそも熱中症とは？
気温が高い状態が続くと汗をかき、体の水分や塩分が失われてしまいおこります。
また気温は高くなくてもジメジメと湿度が高いと、うまく汗が蒸発してくれず体に熱がこもったままの状態になった結果、熱が放出されなくなってしまう状態のことです。
熱中症は主に梅雨時から夏にかけてなりやすいです。
喉が乾く前に対策を取りましょう
人は１日約2.5Lの水分を体内から失います。夏場は特に汗をかく分、意識して水分を取るよう心がけが必要です。
喉が乾いたな…と思っている時は、すでに軽い脱水症状を起こしているので、喉が乾いたと感じる前に小まめに水分補給することが大切になってきます。
美容のために水はいつも飲んでますという方は？
確かに水にはデトックス効果があり、美容には欠かせない飲み物です。
しかし、熱中症対策としての飲み物とは別に考えてください。
大量に汗をかくと、体内の水分やナトリウムやミネラルが不足して熱中症をがおこります。
水だけ補給しても失われたナトリウムやミネラルは補給されず熱中症対策には向いていません。
熱中症対策にはどんな飲み物が効果的？
水分はもちろん、ナトリウム、ミネラルを含んでいる飲み物がベストです。
ポカリスエット
夏の水分補給や風邪で熱があるときはコレ！と思うくらい定番ですが、ナトリウム濃度が標準の血液濃度に近いので熱中症対策にはとっても有効です。
みそ汁
みそ汁を水筒に入れて持ち歩けと言うことではありません。
味噌汁の塩分濃度は体液と近いため、一番効率よく塩分を摂取できる飲み物とされています。
毎朝一杯みそ汁を飲むだけでも熱中症対策なります。
手作りのドリンク
毎日熱中症対策に飲み物を買うのももったいないので、自分で作って水筒で持ち歩けば安く済みます。
材料
水1000cc
砂糖大さじ4
塩小さじ1/2
レモン果汁1個分(食卓レモンでもOK)
全てを入れて沸騰させるだけです。
冷蔵保存で2、3日持つので経済的です。
気を付けていたけど熱中症になったら？
とにかく、病院に行くことをお勧めしますが、
とりあえず経口補水液を飲んでください。
これは病院で受ける点滴と同じ成分で作られていて、熱中症に一番必要な電解質を胃の粘膜より吸収させる治療飲料です。
だったら、ずっと経口補水液飲んでればよいのでは？
と思うかも知れませんが普段に喉が渇いた時の水分補給としては使えず、あくまで脱水の症状が起きた場合、病院に行くより素早く補給が出来るという飲料なのです。
熱中症対策に効果的な飲み物は
- 水だけ補給しても汗として流れ出たミネラルやナトリウムが補給されないのでNGです。
- 定番のポカリスエットや、朝一杯のみそ汁、手作りのレモン水が効果的。
- 対策してても熱中症になったら経口補水液を飲んで、早めに病院に行きましょう
熱中症はかかる前の対策が必要です。
ひどい症状になってしまったときは、一人で動くことも出来なくなってしまうので、喉が乾く前に、早め早めに熱中症対策の飲み物を補給しましょう。
