ポインセチアが赤くならないのはなぜ?育て方のコツ

花・ガーデニング

私も過去にポインセチアを育てて赤くならなかった経験があります。
クリスマス用に丹精込めて育てていたのに、クリスマスには緑のままのポインセチアでした。
これでは普通の観葉植物と変わらないのでなんとか赤く出来ないものでしょうか?

ポインセチアは手間がかかる

ほっておいても育つ植物ではありません。
もしかしたら子供以上に手間がかかるかもしれません。
ポインセチアは、1日の日照時間が12時間以下にしなくてはいけない期間を何ヵ月か連続して育ててあげなくてはならない短日植物です。
そもそも短日植物とは暗くしている時間が一定時間より長くなると花芽が形成される植物のことです。

 

 

赤くならなかった人はもしかして、暗い場所に置かず、飾りっぱなしとかではありませんでしたか?
ちなみに本当に暗くしなくてはいけないので、なんとなく使っていない薄暗い部屋ではダメです。

 

どうしたら真っ暗に出来る?

蔵の中にでもしまっておけば真っ暗になるかもしれませんが、一般家庭に蔵などないのでどうしたら良いものか…。

 

 

ポインセチアは9月に入ったら毎日17時~翌朝7時までの日没している時間帯にポインセチアの鉢植え全体に段ボール箱をかぶせてあげてください。

 

 

この時注意したいのが、段ボールによっては手で持つ部分が開いている物があります。
これでは完全に外部の光を遮断出来ないのでガムテープなどで覆ってしまいましょう。
太陽が昇ってきたら日光をいっぱい当ててください。

 

 

この作業を3ヶ月近く継続することで、花芽が形成されてきれいな赤色になります。
「夜だし蛍光灯なら問題ないでしょ」と思って私は部屋の中で育てていましたが、蛍光灯の光もNGです。
見事に赤くならなかったです。

とにかく全ての光に当てないように気をつけることを心がけてください。

 

外に置いて段ボール被せとけばいいかな?

クリスマスシーズンに販売されているポインセチアですが、実はとってもデリケートで寒さに弱い植物です。

気温が5度を下回るとあっという間に枯れてしまいますので、外に出しっぱなしで段ボールを被せても寒さはしのげません。

 

 

冬はお部屋の暖かい所で育ててあげましょう。
段ボールで真っ暗にする9月頭頃から翌年の4月頃までは室内に入れてあげてください。
9月はまだまだ暑い日もありますが、朝晩冷え込んできたりします。
ポインセチアが気になっていた眠れなくなるよりは、段ボールを被せる時期=室内と考えても良いと思います。

 

 

日中は陽当たりの良い場所に段ボールを取って置いてあげ、冷え込む夜は誰もいない寒い部屋に置くのではなく暖かい部屋の中に暗くして置いてください。
段ボールを被せているのでストーブの前に置くことはないとは思いますがエアコンの風が直接当たる所は枯れやすいので当たらないベストポジションを探して置いてください。

 

 

まとめ

3ヶ月近くせっせとお世話したポインセチアがちゃんと赤くなってくれた時はきっと嬉しいことでしょう。
手間暇かければ期待に答えてくれるはずなので、頑張って下さい。