お正月といえば、鏡餅ですよね。
なぜ丸いお餅を二段重ねているのでしょうか?
また、三段重ねているものもたまに見かけますが、三段でもいいのでしょうか?
鏡餅を二段重ねる意味と、三段でもいいのかどうかをお伝えします。
なぜ二段なの?
まず、どうしてお餅を二段、三段と重ねているのかですが、それにはちゃんと理由があります。
「重ねる」という言葉には、幸せや歳を重ねるという意味合いがあるんです。
お正月に鏡餅を飾ることで、福・長寿を叶えることができると考えられているんですね。
そして、なぜ二段なのかというと、2つのお餅は陰と陽、月と太陽を表しています。
福と歳が重なり大変おめでたいことだとされているのです。
三段でもいいの?
さきほど説明したとおり、重ねるという言葉はとても縁起がいいこと。
お餅を三段重ねるのは、火やかまどの神様である荒神様に関する鏡餅のことです。
西日本では荒神様に供えるために、三段の鏡餅が多く用いられているそうですよ。
なので、福・長寿を願いたいなら二段の鏡餅を飾り、荒神様に供えたいなら三段の鏡餅を飾るようにしましょう♪
鏡餅はいつ飾ればいいの
鏡餅は12月28日に飾るのが一般的ですよ。
なぜかというと、8の数字は末広がりでとっても縁起がいいとされているからです。
今はスーパーで二段、三段の鏡餅セットが販売されているので、それを買って飾る人は多いですね。
けど、早めに買わないと売り切れになることも。
欲しい人は飾る28日当日ではなく、余裕をもって1週間前くらいには買っておくといいですよ。
ちなみに、鏡餅を下げるのは1月11日が一般的といわれています。
鏡餅の食べ方
鏡餅は包丁で切ってはダメです!
刃物を使うことは縁起が悪いといわれているため、トンカチで叩いて割りましょうね。
揚げて塩、しょうゆをかけて食べるのがおすすめ。
揚げたてはとてもおいしいので、止まらなくなりますよ。
また、茹でればやわらかくなるため、きな粉をまぶしたり、つぶあんであんこ餅にしてもおいしいですよ。
まとめ
なぜ、鏡餅は二段・三段と重ねるのか意味合いが分かることで、お正月の鏡餅がより身近なものに感じられますよね。
福や長寿を願うなら二段の鏡餅を飾り、火の神様に供えたいなら三段の鏡餅を飾るようにするといいですよ。
鏡開きは1月11日が一般的です。
揚げておかきにしたり、おしるこ、お雑煮、きなこ餅、あんこ餅などにしておいしくいただきましょうね♪